コンポーネントの動作に関する問題

コンポーネントの相互作用が機能しない

症状

コンポーネントが通信しない、またはアクションが期待どおりにトリガーされない。

よくある原因と対策

1. イベント設定の問題

確認:送信側と受信側の両方のコンポーネントでイベントを適切に設定する必要があります。

対策:

  • イベント名が完全に一致しているか確認(大文字小文字を区別)

  • ソースコンポーネントがイベントを発火しているか確認

  • ターゲットコンポーネントが正しいイベントをリッスンしていることを確認

  • イベントのフローを単独でテストする

2. アクションの順序の問題

確認:アクションが間違った順序にあるか、ステップが欠落している可能性があります。

対策:

  • コンポーネントビルダーでアクションの順序を確認する

  • 各アクションが正しい設定になっていることを確認

  • チェーンする前にアクションを個別にテストする

  • 実行を妨げる条件付きロジックがないか確認する

3. データマッピングのエラー

確認:コンポーネント間で渡されるデータが期待される形式と一致していない可能性があります。

対策:

  • データ型が一致しているか確認(テキストはテキスト、数値は数値)

  • フィールドのマッピングが正しいか確認する

  • コンソールログを使用してデータフローをデバッグする

  • データ変換ロジックを検証する


スタイリングが適用されない

症状

カスタムCSSやスタイルがコンポーネントに表示されない。

よくある原因と対策

1. CSSの特異性の問題

確認:Lightningの基本スタイルがカスタムスタイルを上書きする場合があります。

対策:

  • CSSの特異性を高める

  • !importantフラグは控えめに使用する

  • 特定のコンポーネントクラスにスタイルを適用する

  • ブラウザのインスペクタでスタイルの競合を確認する

2. CSSの構文エラー

確認:無効なCSS構文によりスタイルが適用されないことがあります。

対策:

  • CSS構文を検証する

  • セミコロンやブラケットの欠如をチェックする

  • まずブラウザ開発者ツールでCSSをテストする

  • 問題の特定のためにスタイルを一つずつ削除する

3. Lightning Design Systemとの競合

確認:SLDSクラスがカスタムスタイルと競合することがあります。

対策:

  • 可能な場合はSLDSのユーティリティクラスを使用する

  • 競合を避けるためにカスタムCSSのスコープを限定する

  • SLDSクラスの有無でスタイリングをテストする

  • 互換性のあるアプローチについてSLDSのドキュメントを確認する

データが更新されない

症状

コンポーネントが古いデータを表示し、レコードが変更されても更新されない。

よくある原因と対策

1. リフレッシュ機能がない

確認:コンポーネントに手動リフレッシュの設定が必要な場合があります。

対策:

  • リフレッシュボタンやアクションを追加する

  • すべてのクエリをリフレッシュする相互作用を実装する

  • 特定のイベントでリフレッシュを構成する

2. キャッシュの問題

確認:ブラウザやコンポーネントのキャッシュが古いデータを表示する場合があります。

対策:

  • ブラウザのキャッシュをクリアする

  • キャッシュバスティング用のパラメータを追加する

  • 適切なキャッシュ無効化を実装する

  • シークレット/プライベートモードでテストする

最終更新

役に立ちましたか?