トーストを表示

概要

トースト通知は、ユーザーのワークフローを大きく中断することなく短いステータス更新を伝えるための標準的で使いやすい方法です。操作の確認、潜在的な問題の警告、または情報の提供に不可欠です。

主な機能

  • フィードバックの提供: 操作の結果(成功、エラー、警告、情報)をユーザーに知らせます。

  • 一時的: 永続的な表示を必要としない短いメッセージ向けに設計されています。

  • 外観の設定可能: メッセージの種類に応じてスタイル(色/アイコン)を制御できます。

  • 動作の設定可能: トーストが表示される時間やユーザーが閉じられるかどうかを制御できます。

  • 操作によってトリガーされる: ユーザーの操作(ボタンクリックなど)や別のイベント(Flowの終了など)に続くアクションとして開始されます。


トーストを使用するタイミング

次のような応答に対するフィードバックを提供するために「Show Toast」操作を使用してください:

  • 成功 (success バリアント):操作が成功したことを確認します(例:「レコードが正常に保存されました」、「設定が更新されました」)。

  • エラー (error バリアント):操作が完了できなかった問題を示します(例:「保存に失敗しました:必須項目がありません」、「サーバーに接続できませんでした」)。

  • 警告 (warning バリアント):潜在的な問題をユーザーに警告したり注意を促したりします(例:「データの上限に近づいています」、「重複レコードが検出されました」など)。

  • 情報 (info バリアント):進行中の処理についてユーザーに知らせたり中立的な情報を提供したりします(例:「リクエストを処理しています...」、「レポートの生成を開始しました」)。


Show Toast 操作の設定方法

Show Toast 操作をキャンバスに直接追加するのではなく、別のコンポーネントの操作の一部としてアクションに設定します。

手順

1

トリガーコンポーネントを選択

ユーザーが操作したときにトーストメッセージを開始するコンポーネント(ボタン、データテーブルの行アクションなど)を選びます

2

Interactions パネルにアクセス

ステップ1で選択したコンポーネントを選びます。ビルダーの右側にあるプロパティパネルで「Interactions」セクションを見つけて開きます

3

トリガーイベントを選択

Interactions セクション内で、どのイベントがトーストを表示させるかを決めます。一般的なイベントには「On Click」(ボタン用)や「On Finish」/「On Error」(データの保存やFlowの実行など他のアクションの後に実行されることがある)があります

4

「Show Toast」アクションを追加

ステップ3で選択した特定のイベントの「Add Action」ボタンをクリックします。利用可能なアクションタイプの一覧から「Show Toast」を選びます。

5

トーストの詳細を設定

トースト通知の特定のプロパティを設定します:

  • タイトル: (テキスト)トーストメッセージの主要見出しを入力します。太字で表示されます。静的なテキスト(例:「成功!」)を入力するか、リソースセレクターアイコンをクリックして変数から動的な値(例:{!StatusTitleVariable})を使用できます。

  • メッセージ: (テキスト)通知の詳細本文を入力します。簡潔にしてください。静的なテキスト(例:「変更が保存されました。」)を入力するか、リソースセレクターアイコンをクリックして動的な値(例:{!FeedbackMessageVariable})を使用できます。

  • バリアント: (選択)色とアイコンを制御するスタイルと目的を選択します:

    • info: (青)情報メッセージ用。

    • success: (緑)成功した操作の確認用。

    • warning: (黄/オレンジ)潜在的な問題や注意喚起用。

    • エラー: (赤)問題や失敗した操作を示すため。

  • モード: (選択)トーストの閉じ方を選択します:

    • dismissible (デフォルト):約5秒後に自動で非表示になり、ユーザーは早めに閉じることができます。成功や情報向けに最適です。

    • pester: 約5秒後に自動で非表示になりますが、ユーザーは 閉じることが できません。重要な警告に使用します。

    • sticky: 表示されたまま ユーザーが手動で閉じるまで。承認を必要とする重大なエラーに使用します

最終更新

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